メキシコの伝統的な食べ物、「タマーレス(Tamales)」を、ご存知ですか~?
一個だったら、タマール(Tamal)。
(タコス(Tacos)が一個だったら、ただのタコ(Taco)となるのと一緒で、タマーレスは複数形)
トウモロコシの皮やバナナの葉に包まれ蒸された姿は、日本のチマキっぽいです。
中には、蒸ケーキのようなものが。
そのモサモサした食感は、日本人には、ちょっと奇妙かもしれません。
「タマーレス」は、スペイン人がアメリカ大陸に到着する前から、先住民の美食のひとつであったことが知られている伝統的な食べ物です。
アステカ人の話していたナワトル語(tamalli)が語源。
しかし、いつ、どこで発生したのかは正確にはわかりません。
トウモロコシが主な作物だった為にタマーレスが作られたようなのですが、プレイスパニック時代(スペイン人が到着する前の時代)のタマーレスは、今の物とは違っていたようでした。
かぼちゃ、豆、チリなどの野菜が詰められていて、今より固かったといわれています。
その後、スペイン人が到着すると、七面鳥、フラミンゴ、カエル、ウーパールーパー、ウサギ、魚などのはいったタマーレスが作られ変化していきました。
タマレースは、メキシコ独立記念日、クリスマス、死者の日、ポサダース、カンデラリアの日(2月2日)などのお祝いやお祭りでもよく食べられています。
地域によるタマーレスの基本のレシピは、約500レシピ。
それぞれの家庭でのレシピが3000種類以上と多様です。
現代のタマーレスの材料には、ラードが入っていて、実は、高カロリーな食べ物です~。
昔は、辛いか、甘いの2種類がメインでした~。
辛いのは、グリーンチリ、レッドチリやモレ。
甘いのは、ピンク色のタマーレス。
みんな、イチゴのタマーレスと呼んでいたのですが....
中にイチゴは、入ってませ~ん。
(砂糖と食紅のみ)
しかし、今日では、グアバやいちご、ブラックベリー、パイナップル、ヤギの乳(カヘタ)など、ちゃんとフルーツの入ったタマーレスもありま~す。
とにかく、今のタマーレスは、味の種類が多すぎです。
(チーズやキノコにイワシなどなど...)
日本ではあまり食べることができないので、メキシコで見かけたら食べてみてくださいね~♪
タマールは、ほっこりする美味しいメキシコの伝統です。(*´u`*)
ぐらしあす!(。◕ ∀ ◕。)